読書レビュー「お母様 大好き」「翔子の書」金澤翔子・金澤泰子/ダウン症の書家の愛溢れる書と親子関係に魅了される本

読書レビュー「お母様 大好き」「翔子の書」金澤翔子・金澤泰子/ダウン症の書家の愛溢れる書と親子関係に魅了される本

息子が産まれてから約2年間でダウン症関連の書籍を50冊以上読んだ僕が、

その一つ一つを紹介していく読書レビューコーナー!

今回は言わずもがなの?ダウン症の書家・金澤翔子さん関連本2つを紹介!

すっかり金澤翔子さんの愛溢れる書と、お母様との愛溢れる関係性のファンになってしまいました!!

「お母様 大好き」金澤翔子·著 金澤泰子·解説/いきいき株式会社(2017)

日本人のダウン症のアーティストとしては一番有名かもしれない
書道家·金澤翔子さん。

金澤翔子さんと
(今年1月の茨城県日立市の講演会で直接お会いできたのは嬉しかったです!)

 

2012年のNHK 大河ドラマ「平清盛」の題字を手がけたことで有名だ。

平清盛

僕は実はお恥ずかしながらダウン症の息子が産まれるまで存在を知らなかったのだけれど、

特殊な才能を開花させて、それを糧に、今では一人暮らしもているという、
ダウン症界の希望の星、憧れの的でもあるらしいことが、
何となくどこからか伝え聞こえてきて存在を知ったけ。

そんな金澤翔子さんの作品に初めて触れた本がこの本。

おそらく沢山あるのであろう金澤翔子さんの書の作品から厳選された十数書に、
お母様の愛が溢れ出る解説を沿えてあり、すぐ読めて、
実に心がほんわかほっこりする一冊だった。


多くの皆様と同じように?一気に金澤翔子さんの愛溢れる書と、
お母様との愛溢れる関係性のファンになってしまったよ!

そこで、もっとこの書に触れたい!見たい!感じたい!!と思って
その後すぐに読んだのが次の書。

「翔子の書 ダウン症の書家·金澤翔子最新作品集」金澤翔子·書 金澤泰子·文/大和書房(2013)

ダウン症の書家·金澤翔子さんの作品のうち、10歳の時に泣きながら書いたという
「般若心経」から、二十歳の初個展の作品、建長寺展の作品などなど、
この本が出版された2013年までの代表作や最新作などが入り交じり見られる、
まさに金澤翔子さんの書の入門書!

やはりお母様·金澤泰子さんの愛溢れる文で翔子さんの書を彩る。

翔子さんの書を交えながら泰子さんのこれまでの苦悩や歩み、
そして悟り?が綴られていく。

翔子さんの書とこれまでの軌跡

たぶん歩くことも難しいだろうと告知され、
一緒に死ぬことさえ考えたダウン症の娘·翔子さんの
笑顔や優しさ、賢さ、それに救われて生まれた深い絆…

普通学級で3年生までとても楽しくのんびり過ごしてきたのに、
4年生で身障者学級のある別の学校への転校を言い渡され、
失意の時間を耐え、埋めるために書かせた涙の般若心経、

そこで自然と書の基礎を固め、
父親の突然の死、一年も経たないうちに妹(翔子さんの叔母)も癌でなくし、
父親の「翔子は書がうまいよ。二十歳になったら個展を開こう」という
遺言のような言葉を実現させるため、
生涯に一度のつもりで開いた銀座の名門の書廊で開いた初の個展。

この個展から翔子さんの「書の道」が突然開けたこと…。
そして今や全国各地を翔子さんの個展と席上揮毫と泰子さんの講演で渡り歩き、
大丈夫だよ!と、死のうとしても死ねなくて生き延びた翔子さんと自分が、
今生き生きと喜びの中で生きていること、

翔子さんのおかげで「この世は優しさに満ちている」ことを知り、
自分にも優しい心が育まれ、より平穏な日々を過ごせていることを、
沢山の方にお話しし、特に障害児を授かった母達の悲しみを
少しでも和らげたいと活動していることなどが紹介されていく。

まずはこの本を選んでよかった!

金澤翔子さんについての本は実に沢山出版されていて、
ここら辺のストーリーもきっともっと詳しく紹介されている
小説本みたいなのもいくつかあった気がするけど、
やはり僕はまずは書がメインに配置され、その書を堪能しつつ、
さらっとストーリーも知られる、この本を選んでよかったなあと思いました。

どうやら鎌倉の建長寺や京都の建仁寺、
東京の上野の森美術館など毎年金澤翔子さんの個展が
開かれている場所もあるみたいなので、

ぜひタイミングが合えば個展を見に行きたいし、
席上揮毫も見てみたいし、泰子さんの講演会も聴いてみたいと思いました。

どうやら金澤翔子さん自身が一人暮らしのことなどを綴った本
なんかもあると聴いた気がします。
すっかり金澤翔子さんの愛溢れる書と、
お母様との愛溢れる関係性のファンになってしまったので、
今後もいろんな作品や本を探して触れてみたいと思いました。

金澤翔子さんとのコラボレーションを夢見る…

また、

〇金澤翔子さんの個展をもっと大きくなった息子や、
妻や娘、愛する家族と一緒に見に行くこと

そして

〇例えば「双龍(ツインズドラゴン)」とか
「双嵐龍(ソーランドラゴン)」とかいう文字を
金澤翔子さんに書いてもらって?
何か面白くて熱いメッセージも届けられるコラボレーションが
できる機会をつくること。

新たな夢が二つ生まれました!

息子のおかげで知ることができた人と、息子のおかげで生まれた夢です。
Uくん最高!いつもありがとう!!大好きだよ。愛してるぜ!!!

Uくんと

この絆と愛は金澤翔子さんとお母様に負けないと自負する親バカなおいらでした(笑)

なまらおススメの2冊です!!

僕が初めて読んだダウン症の書家・金澤翔子さんの本
(しかも思わず2冊立て続けに!)なまらおススメです!