2017年06月28日 ｜ カテゴリー : 映画レビュー
水龍です。
映画好きのこの僕、水龍が
劇場で見てきた映画について熱く語る！
ヒーロー映画談義！
先日、ディノスシネマズ札幌劇場にて見てきたのは
映画「イップ・マン 継承」
スターウォーズのスピンオフ『ローグ·ワン』や
『トリプルX 再起動』などでも世界的人気を博し、
今最も油ののっているアジア人俳優と言っても過言ではない？
言わずもがなのアクションスター！
ドニー・イェン
の出世作シリーズ第三弾！！
中国で2015年に公開されて以来、なかなか日本に来なかったのですが、ようやく公開されました！！
ブルース·リーの師匠としても知られる
“詠春拳”の達人イップ・マンの生涯を描くこのシリーズ！
ウィルソン·イップ監督とドニー先生の二人三脚に、
サモ·ハンキンポー大先生
がアクション監督として加わり(モチロン、出演もしたしね！)
育て上げたこのシリーズに、今回はかの
ユエン·ウーピン大大大先生
がアクション監督に君臨したわけですから、
もう、期待しないわけがない！！
さらにはあのボクシング世界チャンピオン
マイク·タイソン
がイップ・マンの前に立ちはだかると言うのだから、どうなることやら…！？
しかし、マイク·タイソンもなかなかよかったけれど、
実は客寄せの中ボスで！？
なんと！！本当の大ボスは
マックス·チャンだった！！
ユエン·ウーピンのアクションチーム袁家班のスタントマンとして下積みし、
『英雄〜HERO』ではドニー・イェンのスタントや武術指導で高評価も受け、
ウォン・カーウァイ監督がイップ・マンを描いた『グランド·マスター』で
ようやく役者としても花開き！
『ドラゴン·マッハ！』ではトニー・ジャー&ウー·ジンのコンビを
たった1人で圧倒して苦しめる最強のラスボス姿も凄まじかった！！
あのマックス·チャンが、
もうその地位を不動とするべく、すさまじいアクションと演技で、
ドニー先生をも食いにかかりましたよ！
いやあ、すんばらしかった！(感涙)
ブルース·リー→ジャッキー・チェン→ジェット·リー→ドニー・イェン
ときて、次なるアクションスターは
アジア全般ならトニー・ジャーかも？だけど
香港ならニコラス·ツェーやダニエル·ウーがくるかと思ったら、案外そうでもなく？
ウー·ジンもがんばってるけど、
エディソン·チャンやジェイシー·チェンはスキャンダルで身を潜めてしまったし…
ここ数十年、次世代アクションスターの不在の時代と言われてきましたが
ついに、頭突き出したのが出たぞ！！と
次の時代はマックス·チャンかもしれないぞ！！
と興奮がこみ上げてくるくらい、アクションも芝居も良かったです
あっぱれ！マックス·チャン！！
なんと！イップ・マン第四弾の前に、ユエン·ウーピン監督で、
このマックス·チャン演じるチョン·ティンチを主役にした
スピンオフ映画が決まったって本当！？
(しかも、ミシェル·ヨーやトニー・ジャーも出演予定ってマジ！？)
楽しみで仕方がない！！
ついでに『少林サッカー』のブルース·リーなりきりGK役でデビューした、
チャン·クォックワンが、
まさに本作のブルース·リー役をやっていた
のは、笑ってしまいました！
すでに次回作第四弾の話が浮上しており、
イップ・マンとブルース·リーの師弟関係を軸にした話になるという噂もあり、
今回はチョイ役だったけど、次回はもっと活躍するのか？
そして、このシリーズを通じて、
イップ・マンと妻の愛を丁寧に描いてきたその物語に、
一区切りがついた本作。
「その拳が伝えるのは、愛」
というキャッチコピーがまさに秀逸！だと思えるほどの
作品から滲み出る夫婦愛や家族愛、
そして投げかけられるメッセージもすごくよかったです！！
こうしたシリーズものは、回を追うごとに段々と熱量が少なくなり、
やっぱり1が一番だよね！となることが常ですが、
そんなこたあない！
シリーズ最高傑作に仕上がった！？くらいの
『イップ・マン 継承』
なんまらオススメです！！
いやあ、映画ってなまらいいもんですね。
したっけ、したっけ…
by水龍
