知っているようでなかなか知らない。
忍者というのは隠密指令。
絶対に悟られてはいけないというルールがあります。
そこで、私たち忍者が普段から使っている武器を一挙公開!
おなじみの武器のほかにも、全く知られていないものまで、余すところなく紹介しますよ!
忍者と言えばおなじみのこの忍具。
手の内に隠し、離れたところにいる敵を倒す剣という意味で手離剣とも言われます。
実は忍者が使用する手裏剣はたくさんの種類があります。
刃が多いほど刺さりやすく、刃が少ないほど刺さった時の威力は高いと言われています。
忍者は手裏剣を状況に応じて使い分けて使用します。
一般的に忍者が使う手裏剣はこの種類を指します。
比較的短期の修練によって命中精度が向上するので投げやすく、持ち運びはしやすいものの、
投げた際に回転音があり、相手に勘付かれやすいという欠点があります。
また、持ち運びしやすいとはいえ、大量に持ち歩くには向いていません。
全体が刃になっている手裏剣ばかりでなく、刃が先端にしかないタイプもあります。
実はこの平型手裏剣というのは放射状に突出した剣の数により名称が変わってきます。
忍者はトリカブトなど、神経系統の毒を手真剣の先端に塗り、距離としては10〜15メートルの距離まで音もせず飛んでいくことから暗殺に使っていました。
そして、携帯していても、目立たないという特徴の小武器であるので、常に持ち歩いていたことから忍者の武器の定番となりました。
また、毒薬のない場合、泥土・馬糞などをぬりつけて投げ、傷つけて、破傷風その他の疾病で倒すなんてこともあります。
棒手裏剣はお箸のような単純な形をしていますが、忍者の流派によって長さや重心などに様々なバリエーションがあります。
投げた時に音がしないなど平型手裏剣よりもメリットが大きいですが、より高度な投擲技術が必要になってきます。
棒手裏剣は刃がある方を自分に向けて持つのが特徴です。
忍者刀とも呼ぶ日本刀で、刀身は40〜50cmと短めで、反りが少なくなっています。
これは直刀にすることで、天井裏を移動しやすくするためです。
鍔(つば)も比較的大きめになっており、忍具として使用されます。
また、鞘自体も忍具として使用します。
塀を乗り越える際、忍刀を鞘に入った状態で地面に立てて鍔に足をかけて台代わりにすることで高い壁を登るために使われました。(鞘には細い紐があり、壁を昇ったあとは紐を引っ張って刀を回収できる)
他にも鞘の先のこじりのところは、尖っており、畳返しを行ったり、尖った部分を取り、鞘を筒代わりにして、水中でも息ができるのです。
忍者は忍び刀を右肩から左腰に掛けているとされていますが、この方法だと長さによっては抜けなくなってしまうことが多いです。
携行方法は大太刀の携行方法と同様、刃を上に向けて左肩から右腰に背負う場合が多いようです。
逃げる忍者が地面に撒くことで追手の足に刺さり、足の裏に怪我を負わせたり、歩行を妨害して移動速度の低下を狙う武器です。
実はまきびしは東洋だけではなく、西洋でも使われていた武器となっており、西洋の場合はカルトロップと言います。
実は、車のタイヤをパンクさせる武器として今でも使われています。
木や竹でできた軽量のものが多く、竹筒にいれて持ち運ぶのが普通です。
まきびしは水草のヒシの実を乾かしたもので、ひしを撒くところから撒菱(まきびし)と言われるようになりました。
ヒシの近縁種オニビシ、ヒメビシは、天然のまきびしとして携帯していました。
この近縁種はどのように転がしておいても尖った面が上を向くようになっています。
手甲鉤(てっこうかぎ)は、日本の暗器の一つです。
暗器というのは、敵に見つからないように隠し持っている暗殺用の武器のことです。
この手甲鉤も主に忍者が暗殺用として使用されています。
形状としては熊手のようなもので、手の甲に装着するものや、掌に隠して装着するものがあり、爪で攻撃をするだけでなく、刀による攻撃を防ぐ防具としても使用することもでき、使う者によって臨機応変な対応が可能です。
高い壁を登ったりするために、樹木や石垣に打ち込んで上り下りをする登器として使用したり、穴や、堅い土を掘ったりする開器としても使用しました。
忍び鎌は小型の鎌に鎖をつけた武器となっています。この鎖が特徴的になっているので、鎖鎌とも呼ばれています。ただし、鎖鎌は忍び鎌と呼ばれる鎌よりも若干大きく、戦闘用の武器となっています。
農作業で使用される鎌は、武器だと認識されにくいため持ち歩いても不自然さがないのがメリットとなっていて、主に帯刀を許されていない農民や、商人、職人などの護身用の武器として使用されてきました。
ちなみに鎖は取り外しができ、装着時に鎖鎌として使用できます。
一概に鎖鎌と言っても、各流派によってさまざまな種類や、形態があり、特に圧巻なのが『大鎖鎌』(又は薙鎖鎌)と称する柄の部分が4尺(約120cm)のもの、7尺の八重鎌(薙鎌)に鎖をつけた八重鎖鎌、鎌の頭頂部に鎗先を付けたものなど様々な形の物がある。
鎖鎌の歴史は深く、鎖鎌術は武芸十八般の一つともされています。
主に鎖を使って敵の武器を封じてから鎌でトドメを刺す戦い方が多いですが、鎖を回転させて遠心力をつけた上で直線的に投げつける投石に近い攻撃方法などもあるので、戦い方はそれぞれによっては違います。
鎌の柄を持って分銅部分を振りまわして敵に投げます。ただし一度投げると巻き戻さねばならないため、その隙に敵から攻撃されてしまう恐れがあり、かなりの熟練者でないと扱いが困難な武器です。
しかし、熟練者が使うと刀よりも強力な武器となりえます。
角手(かくて)、万力(まんりき)とも呼ばれる武器で、忍者版のメリケンサックとでも称される暗器です。
指輪の形状をしていますが、指輪との違いは突起している方が手の内側になるように装着すること。
角指を装備した状態で敵の腕や首を強く握ることで突起が刺さり、肉に食い込んで、多数の傷がつくことで、一方の傷をふさぐと他の傷口が開くため、重傷となり、大きなダメージを与えられます。
重くないので、特に体の小さい女性には護身用として好まれました。
筒の中に鉄砂と火薬を詰めて点火、発射する火炎放射器です。
射程距離が短く、6m位の距離しか届きませんが、敵を撹乱するには充分な威力を発揮します。ただし、派手ですが、殺傷能力はほとんどなかったと言われています。
吹き矢は、吹き筒といわれるものに矢を込めて、口から息を吹き、その空気圧で矢を飛ばします。
忍者は吹き矢にも神経毒を始めとする毒を仕込みます。血管に入り、神経を麻捧させて敵を倒すという方法が主となります。
扉の隙間など狭いところに吹き口を出して利用するなど、隠密行動が主となる忍者とっては姿を隠しながら攻撃できるので最適な武器だったといえるでしょう。
吹き筒などの長い筒は持ち歩くのに不便で、目立ってしまい持ち歩くと怪しまれたりするので、枝に擬装したり、尺八や横笛などの笛を吹矢に流用する方法をとってバレないようにしていました。
吹き矢は攻撃するためだけでなく、いろいろな用途に使われていました。
風受けの中に文を巻き込んで飛ばし、通信連絡用に使ったり、矢に硫黄をぬり、点火して筒に入れて、暗い部屋を明るくして部屋の様子を探ったりする方法を用いました。
忍者は普通の弓の他に、短い弓など特殊な弓を開発して使用していました。
短い弓は遠くに矢を飛ばすことはできませんが、近距離に強く、持ち運びに便利でした。
この際、矢は笠の内側に、放射状にさして持ち運びをします。
点火して矢を射って、焔硝を爆発させる方法。攻撃の他に連絡手段としても使われました。
あらかじめ目盛りをつけた糸を矢に結びつけておき、矢を射って、日盛りから距離を測る方法。
見る機会も多いので、知っている人も多いでしょう。矢に通信文を結びつけて射る。主に連絡用として使われました。
どうでしょうか?
これだけの数の武具を忍者は器用に使いこなしていたのです。
まだまだ知られざる忍者ワールド!
これからも情報があればどんどん更新いたします!
By ツインズドラゴン
Facebook comments code is missing from theme options.
出演のご依頼、お待ちしております!