2017年05月05日 | カテゴリー : 映画レビュー
GWの最中に
GWは4/29の神奈川県の鶴見神社の田祭りから始まり、
4/30帯広の住宅展示場
5/4イオンモール札幌発寒のご当地ヒーローまつり
ときて、明日は茨城県のビアスパークしもつま感謝祭に出陣!と
北海道と本州を行ったり来たりで忙しくさせて頂いておりますが、
その合間をぬって5/1の映画の日に見に行った映画をご紹介したい!ということで、
先日、5/1の映画の日にディノスシネマズ札幌にて見てきたのは
日本の名だたる映画監督達が、
日本の名立たる俳優さん達と共に、
我らが青春と言っても過言ではない!?
楽曲をモチーフにした短編映画を描き、
そのオムニバスからなるのがこの映画!
なかなかどうして、全てが全くカラーの違った作品達で、
これだけバラバラな作品がただ一つ、
我らが愛するブルーハーツの楽曲をモチーフにしている
・・・ということだけでつながっているというのが、
何だか面白く、とても心地よい感じがしました。
どの作品も本当に全然違ったテイストでそれぞれ独特でそれぞれ面白く、
そして何だか切なく… すごくいい意味で?
久々に良質な純日本映画をたくさん見たような気がしました。
冒頭の
で描く煮え切らない恋愛に悩むアラサー女性の悲劇?喜劇?
主人公を演じた尾野真千子さんは、
ブルーハーツ好き過ぎて、台本見る前から
ブルーハーツの曲がモチーフってだけで、
出演OKしたらしいから、なまら粋ですよね!
テンポがよくてたくさん笑えて、
だけど切なく、そして最後の「ハンマー」がまさに沁みました!
で描かれる、遥か未来、刑務所惑星を目指す囚人護送船の中で繰り広げられるSF劇!
西村雅彦さんや、高橋メアリージェンさん、
加藤雅也さん、浅利陽介さん、瀧内公美さんなど、
脇を固める俳優さんもものすごく、かつ、
「仮面ライダーアマゾンズ」などの田渕アクション監督のアクションも
すごくテイストがマッチしていていい感じでした!
これまで、正直な話、下山天監督は、PVやMVを撮らせたらピカイチかもだけど、
「マッスル・ヒート」や「SHINOBI」「キカイダー REBOOT」など、
映画の監督作品に関しては・・・予告編が一番面白かったかも?
・・・みたいな気持ちが無きにしもあらずでしたが、
監督の映画作品の中で、これが一番よかったかも!?
というナイスな組み合わせ!
「片腕マシンガール」「電人ザボーガー」や「ヌイグルマーZ」などの井口監督による
SF?初恋ファンタジーに、斎藤工さんと要潤さんのコミカルな演技が化学反応を起こし、
なまらいい感じにまとまっていました!
ヒロインの山本舞香ちゃんもなまらいい感じ!
面白い秀作でした!
の思春期に差し掛かった少年と
シングルマザーの母親の愛情と絆を描く家族ドラマ?
『呪怨』シリーズの印象が強い清水監督ですが、
何だか意外な作品だったなあ。
まあ、『魔女の宅急便』とかもやってたから、そうでもないのか?
その物語に、母親の働くデパートで開催される
少年の憧れのTVヒーローのヒーローショーが絡んでくる展開に
ヒーロー関係者としてちょいとハラハラ
してしまいましたが(笑)
坂口拓さんがそのTVのヒーローの役でチラッと出ていたのも笑ってしまいましたよ!
でおくる、一つもセリフがない異色の作風に
って、ブルーハーツの「情熱の薔薇」の歌詞が、すごく突き刺さったなあ…
元福島の原発作業員が東京に避難して暮らし
数年後の家族の現状や葛藤を描く社会派ヒューマンドラマの意欲作!
妻役の小池栄子さんや、後輩役の三浦貴大さんなどもすごくいい味を出してました。
これは「1000のバイオリン」の方ではなくて、
「1001のバイオリン」というのが、凄くニクイなあと思いました。
そしてエンディングテーマの
が流れた時、なぜだか妙に感動して、
涙がポロポロとこぼれ落ちました。
本当にたくさんの人のブルーハーツ愛がこうした一つの映画を作り上げたんだというか、
クラウドファンディングという形でこの映画製作に携わった
本当にたくさんの人たちの名前がズラーッと流れていくのを見たりしているうちに、
ブルーハーツという偉大なバンドの底知れぬ力と、
たくさんの人たちが僕達と同じように、ブルーハーツに出逢ったことで
人生に何らかの形で影響を与えてもらって、ブルーハーツを愛し、
ブルーハーツに感謝している気持ちが、こうして集まることで、
こんな素敵な形になるんだなあ、こんな作品ができるんだなあ…ということに、
何だか妙に感動してしまったのかもしれません。
そして最後に、メジャーな作品達だけじゃなく
こうした作品群をちゃんと札幌で見せてくれる
ディノスシネマズ札幌劇場という場所に感謝でいっぱいです(笑)
6月にはドニー・イェンの「イップ・マン 継承」
7月にはサモハン・キンポーの「おじいちゃんはデブゴン」
見に行きたいなあ!見に行くぞー!!