2016年05月28日 | カテゴリー : 映画レビュー
映画好きの僕が
見た映画について熱く語るコーナー!
ヒーロー映画談義!!
我らがレオ様が、ついに悲願の主演男優賞でオスカーを獲得した作品
やっと見てきました!
何せ二時間半を越える超大作!
なかなか時間を作ることが難しかったのですが、
やっと時間をつくり見にいくことができました!
いやあ、レオの役者魂が凄まじかったです!
惜しくもオスカーを逃してしまった
前作「ウルフ・オブ・ウォール・ストリート」での
しゃべくりまくりながらウォール街という都会のジャングルを
また違った意味で凄まじく生き抜く主人公とは全く真逆に
大自然の中、寡黙にというか、
前半から大半を声を奪われて?うなり声のみで凄まじい感情を表したり
凄まじい自然との闘いを生き抜く様、
そして後半も声帯を潰された?かすれ声で
復讐に燃える様など、本当に凄まじく、
世界の名優ここにあり!
ということをまざまざと見せつけてくれました!
何度も何度も夢を阻まれながらも
常に新しい役に挑戦し続け
ついに悲願のアカデミー賞主演男優賞に輝いたレオの姿、
そしてその受賞スピーチで
一人ひとりが地球温暖化などの問題に目を向けて、
人類が一丸となって、
地球の危機に立ち向かっていく大切さを説いた姿は、
まさにヒーローですよね!!
映画に話を戻すと、
一昨年の「ゼロ・グラビティ」
昨年の「バードマン」
そして今年の「レヴェナント」と、
史上初!三年連続の撮影賞受賞で、
もはやオスカーの常連となっているカメラマン
エマニュエル・ルベツキが
自然光のみで撮影したという
神がかった映像の数々にはただただ感嘆するしかなかったです!
一番最初のワンカット、
雄大な大自然の川の風景から川をなめるようにすすみ、
レオ達が映りこみ鹿を撃ち、どこからともなく矢がとんできて
戦闘が始まるまでの一連のカメラワークに
もうすでに引き込まれてしまいました!
「ゼロ・グラビティ」や「バードマン」
では、あたかも全編通じてワンカットかのようなカメラワークに度肝抜かれましたが
今回はそれに比べるとカットはいろいろ割っておりましたが、
要所要所で冒頭のような
ルベツキさんらしい
ビックリ長回しワンカットが飛び出し、
感嘆させていただきました!!
レオのライバル役の
トム・ハーディーもさすがでしたよ!!
そんな全ての物凄い要素をひとつの作品にまとめあげたのが、
「バードマン」に続いて、二年連続のオスカー監督賞受賞という快挙を果たした
アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督!!
その手腕はあっぱれでございました!!!
なんと!最後のクライマックスのバトルシーンで
レオの視線の奥で起こった雪崩は
CGや合成ではなく、
タイミングを見計らって爆発をおこしてつくった
本物の雪崩というからクレイジーだと思いつつも、
その本物思考と、それを成立させてしまう画作りや
監督のこだわりと手腕に脱帽!!
そしてこのクライマックスをはじめ、
アクションシーンにはパーカッションを多用したサウンドに、
音楽は「バードマン」のアントニオ・サンチェスか
と一瞬思ったりしたけど、
そうそう!CMでも繰り返されていた通り
この映画の音楽は
我らが日本が誇る世界的音楽家!
坂本龍一さんだったではありませんか!!
壮大な音楽で作品を盛り上げており、
日本人としても誇らしく嬉しくなりました!!
これは映画好きなら一見の価値あり!!
オススメの作品です!!!
いやー、映画って本当にいいもんですね。
したっけ、したっけ
by水龍