僕達が住む、愛すべき日本の文化や風習を
子ども達に！未来に！！伝え繋げるための連載企画！
双嵐龍(ソーランドラゴン)のにっぽん塾！ひなまつり編！！

まずは！みなさんご存知おひな様〜〜＆おだいり様〜〜〜〜！！」

この二人は、貴族(きぞく)のお姫(ひめ)さまとお殿(との)さまだよ。
お雛(ひな)さまがもっているのは扇(おうぎ)、
お内裏(だいり)さまがもっているのは杓(しゃく)。
わるいものをはねかえすためにもって居るんだそうだよ。

う〜ん、武器(ぶき)ではないかな？？」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の段には三人一組の三人官女(さんにんかんじょ)。
おひなさまとおだいりさまのおせわをする人たちだよ。

向かって右側から、おいわいのお酒(さけ)をそそぐ長柄銚子(ながえのちょうし)、
盃(さかずき)をおく三宝(さんぽう)、
長柄銚子にお酒を注ぎたす加之銚子(くわえのちょうし)だよ。

炎龍、よくきづいたね！
そう、実はまんなかのひとだけ
結婚している人なんだ。
だからよく見てみたら口の中も黒くぬられているお歯黒(はぐろ)なんだよ！

そう！五人囃子は楽器(がっき)やうたで、
お祭りをもりあげる子どもたちだ！

あらら・・・正直な懺悔(ざんげ)をありがとう(笑)
ちなみに五人がもっているもの、役割(やくわり)は
能(のう)の囃し方と同じで、向かって左から太鼓（たいこ）
、
そして大鼓（おおかわ）
、小鼓（こかわ）
、笛（ふえ）
、
謡（うたい）という順番(じゅんばん)だよ。

そう！その通り！でも炎龍、よく見て。

向かって右側の「左大臣」はおじいさんだけど、

向かって左側の「右大臣」はわかい人なんだよ。

ちなみにこの二人は、おひなさまとおだいりさまをお守りする人、
今でいう警備員(けいびいん)さん、SPみたいな人だね。

次回は最終回！
一番下にいる仕丁（してい）の紹介とまとめだよ！
お楽しみに！

僕達が住む、愛すべき日本の文化や風習を
　　　子ども達に！未来に！！伝え繋げるための連載企画！

まもなく、3月3日は何の日か、みんなしってるよね？

3月3日は桃の節句(せっく)！ひな祭り！
　　　　女の子のすこやかな成長（せいちょう）やしあわせをいわう行事(ぎょうじ)なんだ。

にっぽん塾ひなまつり編スタートだ！

りょうかい！ひなまつりのはじまりは、
　　　平安時代(へいあんじだい)中ごろのことだよ。

ああ。その時代(じだい)には、3月のはじめの巳の日に、
　　　上巳(じょうし／じょうみ)の節句(せっく)といって、
　　　子どもたちが病気(びょうき)にならないように
　　　おいのりする行事(ぎょうじ)をやっていたんだ。
　　　お正月編でも話しに出た、五節句(ごせっく)のうちの一つだよ。

そう！その五節句のうちの、３月3日の上巳の節句が、
　　　のちに桃の節句になったんだ！」
ちなみに、上巳の節句が3月3日に定着(ていちゃく)したのは
　　　室町(むろまち)時代になってからだよ。

そうだね！それと、平安時代には、子どもたちの間で、
　　　“ひいな遊び”という紙で作った人形と身の回りの道具をまねたおもちゃで、
　　　ままごとあそびをするのがはやっていたんだ。

まあ・・・。
　　　そうした行事と子どもたちのあそびがもとになって、
　　　現代のひなまつりの文化ができたと言われているんだ。

それがやがて、紙人形(かみにんぎょう)を子どものみがわりとして
厄(やく)や災(わざわ)いなどのわるいことをうつして
川や海にながす「流しひな」へと発展(はってん)していったんだ。

そう！やがて上巳の節句が3月3日に定着(ていちゃく)した
室町時代(むろまちじだい)あたりから、
紙の人形からだんだんとりっぱな人形になり、
川に流さずにおへやにかざっておいわいをするようになったんだよ。

まあね。だからひな人形は、女の子のみがわりとなってくれて、
その子に災いがふりかからないように・・・
という願いをこめてかざるものなんだ。

そして、ひな人形が豪華(ごうか)な段(だん)かざりで
かざられるようになったのは、江戸(えど)時代のことだよ。

よし！次回はひな人形のメンバー紹介だ！」
お楽しみに！！