The following two tabs change content below. 北海道札幌市出身の双子の弟。
双子忍者“双龍(ツインズ・ドラゴン)”の青い方。
道産子ヒーロー“舞神ソーランドラゴン”プロデューサー。
その他、双子スタントマン、双子スーツアクター、双子アクションパフォーマーとしても活躍中!座右の銘は「一人ひとりがヒーローだ!できることからはじめよう」「地域に、日本に、世界によりよい未来をつくるために"できることから"行動する"ヒーロー魂"を持った人を増やす」と言う信念と夢を追いかけ、忍者とオリジナルヒーローの活動やプロデュースに奮闘中!ジャッキー・チェンとTHEイナズマ戦隊が大好き!
ヒーローものも仮面ライダー、戦隊、ウルトラマン、アメコミ、何でも好き!!北海道教育大学旭川校幼児教育学専攻卒、元幼稚園教諭。
筑波大学体育専門学群にも科目等履修生として2年間在籍。祭英雄企画(まつりヒーロープロジェクト)代表。
NPO法人I・M・Cイベント事業部 代表。
アクションエンターテイメント&映像制作団体 TAM-Project 副代表。茨城県つくば市在住。1女1男の父。実は妻も双子(の片割れの妹)。家族LOVE!!
この記事の所要時間: 約 9 分20 秒
青い方、昌樹です!
「平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER」がついに公開しましたね!
なんと!あの佐藤健さんが仮面ライダー電王・野上良太郎役として10年ぶりに帰ってきて話題沸騰中!
この映画の公開に向けて、平成仮面ライダーの歴史を振り返る企画をいろんなところでやってたけれども、
僕も平成仮面ライダーをブログで振り返ってみよう!しかも今のところ見かけない、
小説版 平成仮面ライダーのレビューという形で…と思い付き連載しているわけです。
ここまでは「クウガ」から「響鬼」まで、TVシリーズの放送順に振り返ってきましたが、
佐藤健さん演じる電王・野上良太郎が復活!という、こんな嬉しい事態になったならばもう、
順番なんて気にしてられない!?ってことで、今回の映画同様、佐藤健の電王・野上良太郎の活躍が見られる!
小説版「仮面ライダー電王」と「仮面ライダーディケイド」を今回は紹介!
ぜひこのレビュー連載を読んで、平成ライダーを振り返りつつ、よかったら小説も読んでみてください!!
「平成ジェネFOREVER」も、見に行ってください!!
「小説 仮面ライダー電王 東京ワールドタワーの魔犬」
仮面ライダー電王シリーズのメイン脚本家·小林靖子にゃんに
「私しゃ脚本しか書かん!」と小説執筆を断られてしまったため、
メインプロデューサーの白倉伸一郎氏が執筆を手掛けたという小説版電王。
白倉Pが書くと聞いた時、誰しも思ったかもだけど、大丈夫かなあ?と心配しながら
半信半疑で本を手にしてページを開いたこと間違い無しの?本書。
でも、意外や意外!なかなかの良作だったのですよ!!
TV本編&映画シリーズとは微妙に違った、別の時間軸で進んだ?2013年を舞台にした物語。 良太郎とハナちゃんが子どもになっていない大人の姿だけど、良太郎はハナちゃんの正体を知っていたり、
モモタロス達との契約が完了してなくて2013年までイマジン達との戦いが続いていて何年も一緒にいる状態だったり、
デンライナーの中でもモモタロス達が実体化せずに良太郎の頭の中でやり取りしていたり
TV版の展開とは違っている部分がいろいろあるけど、
TV本編&映画シリーズとは微妙に違った別の時間軸の?その後の2013年の物語。
でも、しっかりとそれぞれのイマジンの個性を活かした活躍シーンが盛り込まれていたり、
2012年に開業して2013年当時にある種ブームだった東京スカイツリー(小説の中では東京ワールドタワー)を舞台にした事件のサスペンス展開だったり、
とにかく電王のよさがふんだんに盛り込まれ、イマジンズ達とのコミカルなやりとりや、
佐藤健演じる野上良太郎の姿などがありありと目に浮かび、懐かしくなりました!!
侑斗と愛理さんの後日談もなかなかいい感じに描かれていて納得!
電王ファンなら、一読の価値ありです!!
「小説 仮面ライダーディケイド 門矢士の世界~レンズの中の箱庭~」
TV版や劇場版が結局、何もまとめないでとっちらかしたまま、
平成ライダー10作記念のお祭り騒ぎだけて終わってしまった感は否めないので、
はてさて小説版はどうくるのかと思ったけど…
士、夏海、海東、鳴滝らディケイドの登場人物達の心情や背景を丁寧に描き、
本編では結局どんな過去があったのかとか、何がやりたかったのかとかがよくわからなかった
士や鳴滝のことが、ようやく明らかになったと言うか、
小説版オリジナルの設定が多かったとは思うけど、いろんな事がやっとわかって、
そういうことだったのー?あ、そうなのー!とある意味スッキリした気がした一作。
パラレル世界じゃない、オリジナルの電王、クウガ、カブトの世界に士が!
そう、中でも一番嬉しかったのが、TVシリーズのようなパラレル世界ではなく、
オリジナルの電王·野上良太郎、クウガ·五代雄介、カブト·天道総司の世界にディケイド達が行って活躍してくれたこと。
そう、佐藤建、オダギリジョー、水嶋ヒロ…
人気が出すぎちゃったり、いろんな理由でオリジナルキャストの映像化は今後ほぼ無理だよなあ…という面々だー!
と小説が発売した2013年当時は目頭が熱くなったメンツ…。
しかも、これらが士にとって、7,8,9番目の世界で、
1~6番目までもTVディケイドの芦河ショウイチとかじゃなくて、本物の津上翔一や氷川誠、芦原涼がいるアギトの世界とか、
それぞれオリジナルの世界を周ってきた上での、この小説の展開なんだなあというのが嬉しい。
まさかその5年後に佐藤健の電王復活に歓喜するとは!水嶋ヒロのカブト復活の可能性も!? でもまさかこの小説発売の5年後の今年、佐藤健が演じる電王·野上良太郎に、またスクリーンで再会できるとは思わなかったなあ!!
しかも、その佐藤健の良太郎復活の話題を受けて、仮面ライダーカブト·天道総司役の水嶋ヒロさんがインスタで
《俺も健と同じく天道が原点。黒歴史なんて思ってないよ。
当時俺を選んでくれたプロデューサー陣、育ててくれた石田、長石、田村、田崎監督や他スタッフ、
特撮ファンの皆にはずっと感謝してる。映画の大成功を祈る。観るね》
とコメントしてくれたとか!
今のところ天道役でのオファーはもらってないみたいだけど、東映さん、ぜひオファーしてください!
全平成ライダーファンもなまら期待していますよ!!
でも、オダジョーのクウガ復活はきっと難しいよなあ…。ジオウのゲストもいいけど、ぜひ単独映画で復活を! 5年前、小説を読みながらきっと無理だろうと思っていた佐藤健の電王も、実際に帰ってきてくれて、
どうやら水島ヒロのカブトも東映さんが前事務所に遠慮せずにオファーしてくれたら可能性はありそうだ!
でも、オダジョーのクウガはきっと、やはり難しいんだろうなあ…というのは大半の意見でしょう。
まあでも僕も本音を言うなら、もし復活するにしてもジオウの中のゲスト回で中途半端に復活するよりも、
むしろ小説版「クウガ」の内容を単独映画で実写化!お願いできないですかね!?東映さん。
平成ライダー20作記念の最後のサプライズとして…
実は僕、高校生の頃、クウガ映画化の署名運動がTVシリーズ放送終了後にファンの間で盛り上がった時、
友達とかにも協力お願いして数十人、下手したら百人ちょい?署名集めて送ったわけですよ。
まあ、それが結果的にはクウガ映画化の実現には繋がらなかったけれど、
翌年に初の平成ライダー劇場版『仮面ライダーアギト:プロジェクトG4』に繋がり、
その後夏の平成ライダーの単独映画(と、ついでに言えば戦隊単独映画の同時上映)が定番化しただけじゃなく、
冬のMOVIE大戦&平成ジェネレーションズシリーズや春のスーパーヒーロー大戦シリーズなどなど、
年に数回仮面ライダーが映画化するに至ったわけだから、あの署名は無駄じゃなかったとは思うんだけど、
当時署名運動に参加した僕のようなクウガファンは、やはりいつまでもクウガの映画化の実現の夢を捨てきれずに切望しています!!
それぐらいじゃないとオダジョーを再び引っ張り出せない気もするし。
東映さん、なんとかお願いします!僕らの夢を今こそ、今が無理でも必ずいつか叶えてください!!
小説版「ディケイド」はどのディケイド関連作品よりも、物語を完結させてくれている! とまあ、小説の話からだいぶそれてしまいましたが(笑)
小説「仮面ライダーディケイド」は、当時オリジナルキャストでの映像化は無理だろうと思われていた
電王、クウガ、カブトの世界で、オリジナルの彼らと士が絡んでいくうちに士が成長していく過程が丁寧に描かれる等、
小説版ならでは、小説でしかなしえない展開と、士の旅や鳴滝の存在にキッチリと決着をつけて
どのディケイド関連作品よりも、物語を完結させてくれています。
TVシリーズや映画版の物語にしっくりいっておらず、
あの作品、全ライダーを並べたという一見の派手さと、
倉田てつをのBlack&RXのWてつを変身を実現させてくれたところくらいしかいいとこなかったよなあ…
という僕のような多くのそこのアナタにもおススメです!!
でも一方で設定ミスや呼称の不統一が不評な側面はあり そう、実はこの作品、
○ ディエンドのディエンドライバーが前半「ディエンドガン」と呼称されてたり、後半はディエンドライバーにちゃんとなってたり(笑)
○クウガがタイタンフォー厶にならずに、マイティフォームで剣を使っていたり
○モモタロスらイマジンズが、「カメ公」とか「クマちゃん」とか愛称ではなく「ウラタロス」「キンタロス」などとよそよそしく呼び合ってたり
それぞれのコアなファンをがっかりさせるミスが多いことでもちょい有名。
著者は井上敏樹大先生の娘さん 何やら井上敏樹大先生監修で、その娘さんがデビュー作として執筆したらしいんだけれど、お父さん…しっかり監修してくださいよ!って…
ん?待てよ??クウガ、カブト、電王、ディケイド…どれも敏樹さんメインライターやないやーん!
まあ、カブトは3分の1くらい書いてるからあまりミスはなかったのかな?
ディケイドでは数少なかったけど「ディエンドの世界」の脚本書いてたのに~…。
この辺のミスを誰かチェックしてくれて、出版前に修正してくれたら、違和感感じることなくもっといい感じに読めたのにー。
全体的になかなかの良作だけにもったいない!!
ちにみにこの娘さん・井上亜樹子さん(この小説は鐘弘亜樹名義で執筆)、この小説「ディケイド」をデビューに、その後プリキュアの小説や脚本なども担当し、今は「ゲゲゲの鬼太郎」の脚本に参加するなど、脚本家としてお父さんの背中をおいながら頑張ってるそうな。ハイ、いろいろ蛇足でした。
蛇足ついでにもう一つ言うと、「仮面ライダージオウ」でのディケイド・門矢士の登場も
何だか引っ掻き回すだけ引っ掻き回して、よくわからないうちにフェードアウトしたなあ(汗)
アナザーディケイドも鳴滝も出てきてないし、あくまで「ゴースト編」と「オーマジオウ編」でのゲスト登場だったから、
改めて「ディケイド編」に再登場してくれることを願う!!
佐藤健・野上良太郎も出てくる『平ジェネFOREVER』熱い予告編映像は以下! VIDEO
そして『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』
引き続き全国公開中!なまらおススメです!!
By昌樹