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こんな夜更けにバナナかよ!感動の実話 がマジ感動【映画レビュー】

こんな夜更けにバナナかよ!感動の実話 がマジ感動【映画レビュー】

こんな夜更けにバナナかよ!感動の実話  がマジ感動【映画レビュー】
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朋樹

朋樹

北海道札幌市出身、双子忍者“双龍(ツインズ・ドラゴン)”の赤い方。道産子ヒーロー“舞神ソーランドラゴン”プロデューサーの双子の兄。スタントマンでもあり、ちょこっとだけ映像クリエーター(昔映画祭でちょこちょこ賞をとってた)。座右の銘は「空回ってるうちに何かを巻き取るんですよ!」ジャッキー・チェンが好き。 「ヒーロー魂を持った人達を増やし、よりよい未来のために、できることから行動する人を増やす」と言う信念と、「ジャパニーズ・ツインズ・アクションを世界に轟かす」と言う夢を追いかけ、忍者とヒーロープロデュースに奮闘中。
この記事の所要時間: 539

札幌が舞台で、札幌ではかなり話題沸騰中(全国ではどうなのだろ?)
大泉洋が演じる難病‟筋ジストロフィー”の鹿野さんとボランティア達の喜怒哀楽を描いた
『こんな夜更けにバナナかよ~感動の実話~』を見てきました。

なまら、いい映画でした!おススメ

と言う事でレビューします!

‟筋ジストロフィー”とは、実在した鹿野さんとは

まず筋ジストロフィーとは、だんだんと筋肉が弱っていって最後には全部動かなくなってしまう病気。
大泉洋演じる、主人公の鹿野は小学校6年生の時にこの筋ジストロフィーだと分かり、
20才まで生きられないと言われていたが、映画の中では34歳!
手と首以外は動かないけど、病院や親に頼らない“自立生活宣言”をして
ボランティアの人達に手を借りながら、自立生活を続けている!

そこのボランティアの一人の私立病院の跡取り息子が三浦春馬
機械的に感情移入をしない(?)医者の父親に反発心を抱き、
一人の患者に真摯に向き合う経験がしたいとボランティアをしている。

その三浦春馬の彼女で、教育大生と偽り合コンし、出会い、付き合っていて、
ひょんなことからボランティアになる羽目になったのが高畑充希。

その3人を中心に、鹿野とボランティア達の葛藤や成長を描く本作!

ちなみに
鹿野さんは実在した人物で、1959~2002年まで、42歳まで生きています。
だから感動の実話と言う副題がついています!

全くお涙ちょうだいものではない

バナナかよ!ポスター
主演の大泉洋は、今や人気俳優、それこそ脚本を選んで出たい作品に出る超売れっ子。そんな大泉洋がインタビューで言ってましたが、
「これが主人公が死んでしまう、お涙ちょうだい物語だったら、僕は引き受けませんでした」と。

ちょっと怒られてしまいますが、オイラもこうしたお涙ちょうだい物は大嫌い。
キムタク主演の「ビューティフルライフ」とか、なんでそんなに視聴率とった??
と思ってしまうし全然楽しめなかったのですが、そうした話では全然なく、
本当に楽しく、ほっこりとして、終わり方も本当に素敵なのです!!

母親とのもどかしい関係が本当に歯がゆくて、でもわかる!【少しネタバレ気味】

3人のメインキャストの関係ややり取りからも色々感じるものがあるのですが、
鹿野さんと母親のツンツンな関係が本当に歯がゆくて、でもすごくわかるんですよね!

障がい者の親が子どもの世話をしなきゃいけないなんて違う!
俺のために人生をすり減らすな!だから差し入れも持ってくるな!
家にも遊びに来るな!と母をじゃけんに扱う鹿野さんの優しさが一番感動します!
そしてとても考えさせられます。

気管切開しなきゃらんくなった時の病室でのやりとりと、最後の手紙が本当に素敵過ぎる!
あのシーンのためにそれまでがあるような、親と子の関係が本当に素敵です。
(ちなみにそここはメインではありません。)

ここ、オイラの心友、全盲の写真家のおーちゃんを思い出したがな!
3.11で避難所生活のストレスで倒れたおーちゃんを迎えに来た母とのやり取りを思い出したがな!
分かってると思うけど、わかってあげてな!おかーちゃん!と(笑)
あ、おーちゃん知らない方はコチラ紹介記事
https://tam-p.jp/hero/program-introduction/oochan/
と脱線しましたが、僕はこの親子関係がとてもググッときました!

ボランティアとは何か?障害とは何か?考えさせられる

とても考えさせられる映画です。僕があれこれ言うより大泉洋さんが演じた理由を
インタビューで語ってますのでいくつか引用します

「鹿野さんは真夜中にバナナが食べたいと思っても、自分では買いに行けないわけですよね。
 当然ボランティアの人が行く。それ以外にもわがまま言い放題(笑)。普通ならちょっと気が引けてしまったり
 “わがまま言ったらダメかな”なんて思ったりするのかもしれませんが、鹿野さんはそんなのお構いなしなんです。
 単純に『なぜそんなわがままを言えるのだろう? なんで彼の周りには人がたくさんいたのだろうか』という興味が湧いたんです」

 鹿野さんを演じたことにより「動けない人間からしてみれば“しょうがないじゃん。俺は動けないんだから”という思いになるし、
 この言葉がわがままじゃなくなる時代が来るといいなという気持ちになりました」

 「鹿野さんは『みんなが普通にやっていることは僕もやりたい』と正直な気持ちを出して戦い続けた人なんだとわかった」
 「最初は鹿野さんのわがままにうんざりして喧嘩した人もたくさんいただろうけれど“普通のことをしたい”という
  ひたむきな姿が、多くの人を惹きつけたのだ」と理解したという。

全文読みたい方はこちらをどうぞ!!
引用元https://eiga.com/movie/89090/interview/

後で知った鹿野さんの普通をあきらめない生き方が分かるエピソード

この記事を書いていて、知ってびっくりしたのが、鹿野さんが結婚して、離婚をしている事。
お相手の方はボランティアの方だそうで、映画の中でも、高畑充希を口説いたり、プロポーズしてみたり
するわけですが、あそこも実話要素が満載なのですね!それを知ると、「普通をあきらめない」
と言う生き方にとても力をもらいます!!ので記載しときたく、記載します!

原作本はコチラ

原作は渡辺一史さんが書いている『こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち』という本。
北海道新聞社より出ています!講談社ノンフィクション賞(2003年)、大宅壮一ノンフィクション賞(2004年)を受賞しています!

札幌の人がちょいちょい出ています!

三浦春馬のお母さん、院長夫人で磯貝圭子さんが出てた!
ハリウッドアクティングワークショップでご一緒したことがある、
札幌で役者やってる、ねえさんです!

メイクで對馬さんの名前があった!忍者ショー依頼来た海外客へ
「浴衣のヘアアレンジやメイク直してくれる人いない?」と聞かれ、
お願いしたことがありまして!出会いはアリオのソーランドラゴンが出たイベントでしたね!

あと一人あ!って思った人がいたのですが、度忘れしてしまった!ごめんなさい。

スタント以外でも、知ってる人が出てるのはなんだかうれしいですね!

By朋樹